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About 法人概要

テンポロジーの思い

一般社団法人テンポロジー未来機構
代表理事

百瀬伸夫

この度の震災・津波で犠牲になられた方々に心よりご冥福を祈りますとともに、被災された多くの方々と原発事故の被害に遭われたみなさまに謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い被災地の復興・再生と原発事故の収束を心より望んで止みません。

さて、一般社団法人テンポロジー未来機構は、1999年にクリエイティブディレクターの渡部隆が中心となって活動を始めた任意団体テンポロジー未来機構の歴史資産を受け継ぎ、都市文化デザインの発展に寄与する機関として、活動基盤の強化に向け2011年2月に新スタートを切りました。
当法人は特定の職種や年齢に偏ることなく、多方面で活躍する有志の幅広い知見を集め、都市文化デザインにかかわる横断的組織をめざしています。

当機構は、今日の流通・商業界が抱える諸問題から、地域社会や都市文化に波及する様々な課題への問題意識を共有し、クリエイティブな発想をもって新しいビジョンを示すための会員組織です。また、当法人が持つ多様な人的リソースを活かして上記課題解決への具体的なプランを提示し、その実現化のプロデュースをお引き受けするテンポロジー未来コンソーシアム株式会社を同時に設立し、構想の実現化をお手伝い致します。

テンポロジーの考える店舗学とは、一つの店舗に始まり、店舗が集積する地域社会、更には都市文化の形成に至る過程において、生活インフラとしての商業生態系のあるべき姿を論ずる幅広い知見を要する概念でもあります。
店舗は商品の売り買いの場から、社会インフラ・地域生活のライフラインとしての機能に加え、新たなメディア社会の中で、情報や文化・コミュニティ拠点としての多様な意味を持つ時空へと進化を続けています。
商業は今後も経済活動の重要な担い手である事に変わりはありませんが、厳しい経済・社会環境の中で、いかに付加価値を高め、需要の確保と新たな顧客・市場を創造し、サスティナブルな地域社会の秩序形成に貢献できるのか、大いに試される事になるでしょう。

日本社会はバブル経済の崩壊から失われた20年を経て、100年に一度のリーマンショック、1,000年に一度の大震災と未曾有の原発事故を経験し、負債を除くすべてが縮小する社会となってしまいました。
社会の制度・仕組みの多くは相も変わらず高度経済成長期のままにあり、この現実とのギャップは至る所で大きな社会問題となって私たちを直撃しています。私も高度成長とバブル期を経験してきた世代として、その歴史を真摯に受け止め、これ以上に負の遺産を次の世代に引き継ぐべきではないと思いを新たにするところです。

日本の超長期人口推移を見てみますと、紀元前の縄文・弥生時代の人口59万人にはじまり、以来緩やかな増加を続け、江戸から明治維新では3,330万人に拡大、その後の140年では実に4倍近くまで急増、日本の高度成長と世界屈指の経済社会の形成への大きな原動力となったことがわかります。
しかし2006年の12,779万人を頂点に、既に日本社会が未だ経験しえない激しい人口減少期に突入し、次の100年では半減ないし3分の1にもなるとの予測もあります。今、私たちは10,000年に亘る日本列島にあり、2,000年以上の長い繁栄の歴史と共にあった日本社会の、極めて重大な折り返し点に立ち会っている事を知るべきでしょう。
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 ( 出典 : 社会実情データー図録より )

企業は成長の望みを海外市場に託し、既に国境の概念をなくしつつありますが、国土を離れることができない中小や地域こそ、立ち上がらなければならない時代ではないでしょうか。
海外に流出する国内リソースや資本の一部でも地域に振り向け、同じ志を有する知と経験の連携と絆の形成は、必ずや大きな希望となるでしょう。

テンポロジーはこうした活動を支援し、未来への構想と人材の開発・育成に取り組んでまいります。
多様なメディア社会における商業・店舗の持つ可能性とその役割に思いを馳せ、私たちは「がんばれ日本商業」をスローガンに、「人から、店から始まる地域振興」と都市文化の深耕に尽力できれば幸いです。

当法人の活動にご興味のある方は是非お声をお掛けください。一人でも多くのご参加をお待ちしております。

ご一緒しましょう、ともに未来のために。




2011年9月

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